先生&生徒のつぶやき
2021.09.28
【演繹(えんえき)的な考え方】
執筆者:情報システム係 是澤龍一
数学を担当している是澤と申します。皆さんは「数学的な考え方」というのをご存じでしょうか?
ここでは色々な数学的な考え方についてご紹介させて頂ければと思います。
今回は「演繹(えんえき)的な考え方」です。すなわち、「すでに正しいことが明らかになっている事柄(大前提)を基にして別の新しい事柄(小前提)が正しいことを証明する(結論を導く)考え方」です。
ですので、いわゆる証明問題を解くにあたって必要になる考え方になります。また、哲学などで用いられる「三段論法」と同じですので、ご興味のある方はネット等で調べてみて下さいね。
最後にざっくりまとめると左記の通りです。
小前提 + 大前提 → 結論
今回のクイズコーナーではそれを用いた物を用意致しました。是非ご一考下さいませ。
大前提…2つの直線が交わる際に出来る4つの角のうち、向かい合う角はそれぞれ等しい。(対頂角の定理)
また、2本の平行な直線のどちらとも交わる直線がある時、ぞれぞれの交点で出来た4つの角のうち、同じ位置の角の大きさは等しい。(同位角の定理)